橋梁構造物

長流川橋

写真出典:「北海道のコンクリート橋 第4集」(北海道土木技術会コンクリート研究委員会)

構造物名 長流川橋
構造形式 ①PC4径間連続ラーメン箱桁橋
②PC3径間連続ラーメン箱桁橋
③PC3径間連続ラーメン箱桁橋
④PC4径間連続ラーメン箱桁橋
構造諸元 橋長 1,772.5m
支間 ①4@35.0m+4@40.0m×5連+4@35.0m
   ②3@35.0m×2連
   ③66.0+105.5+66.0m
   ④4@35.0m+3@35.0m
発注者 日本道路公団 北海道支社
設計者 千代田コンサルタント・大和設計・日本建設コンサルタント
施工者 西工区(①、②):ピーエス・富士ピーエス共同企業体
東工区(③、④):ドーピー建設工業・日本高圧コンクリート共同企業体
所在地

伊達市 42°30′06″N,140°50′58″E

路線 北海道縦貫自動車道函館名寄線
完成年 1994年(平成6年)
概要

 本橋は、北海道縦貫自動車道函館~名寄線「虻田インター」~「伊達インター」間の内、洞爺湖及び有珠山南側に位置するPC長大橋であり、橋長1,772.5mはPC橋の高速道路橋としては橋長日本一となっている。また,二級河川「長流川」と沖積低地からなる扇状地域を高さ約20~40m上空をコンクリート構造が通過しており、見る人には雄大な印象を与えている。

 工事の特色は、A1~P34径間の長流川西工区は通年施工による工期短縮が可能な大型移動支保工で、それ以降の東工区ではP34~P37径間が河川部や渓谷等で桁下空間が大きい場合に用いられる張出し架設工法により、P37~A2径間(6径聞分)は固定式支保工で施工が行われた。

 本工事の完成により北には有珠山、昭和新山が、南には噴火湾が一望でき、北海道における交通の大動脈として経済及び社会の発展の基盤としても大きな効果が期待されている。

引用文献:「北海道のコンクリート橋 第4集」(北海道土木技術会コンクリート研究委員会)
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