HOME >  北海道のコンクリート構造物 > その他 >  南光園処理場(卵形消化槽)

その他

南光園処理場(卵形消化槽)

写真提供:㈱ピーエス三菱

構造物名 南光園処理場
構造形式 PC卵形消化槽
構造諸元 容積1,600㎥、全高20.8m(地上高 15.2m)、最大内径13.5m
事業者 岩見沢市
設計者 日本上下水道設計(株)
施工者 不動建設(株)・藤井組土建(株)・
ピーエスコンクリート(株)(現 ピーエス三菱)共同企業体
所在地

岩見沢市 43°11′10″N,141°44′54″E

完成年 1期工事 1985年(昭和60年)
2期工事 1990年(平成2年)
概要

 南光園処理場の消化槽は、我が国で初めてのPC卵形消化槽である。1期工事は1985年、2期工事は1990年に竣工した。

 本処理場は、計画処理人口73,800人で嫌気性消化法による汚泥処理で計画され、その計画に当たっては、嫌気性消化方式における消化槽の形状のあり方におついて、ソロバン形(従来形)、上下円錐形、卵形の各種形状を建設費、機能、維持管理、並びに周辺環境との調和に関し総合的に比較検討した結果、PC卵形消化槽を採用することとなったものである。

 PC鋼材は、円周方向にSWPR19 T21.8mmが、子午線方向には断面を分割して打上げ施工することからSBPR95/120 φ32mmが配置されている。

 また、槽の保温については検討の結果、維持管理上最も対処しやすい外部保温とし、発泡ウレタンを吹き付け、その保護と美観を考慮し、カラ―ステンレス板を32面体で貼り付けている。

PAGETOP