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小委員会概要

 土木構造物の照査方法は、各事業体の技術基準で規定されており、時代とともに改訂を重ね、進歩を続けています。しかし、照査方法が進歩する一方で、技術者の目は基準の理解に注がれており、構造計画段階では実績に基づいた「構造形式の選定」が行われるのみであり、本来の創造的行為である設計に対する技術者の意識は希薄になりつつある感は否めないのが現状と考えられます。

 また、照査技術が進歩しても、構築される構造物の形式は大きく変化していないのが実態であります。このことは、照査技術が進歩しても数値計算では照査できない構造設計の設計思想(普遍の真理)が、存在することを意味しているとも言えます。これは、技術基準で記載されない事項が「陰」な形で技術伝承されてきている結果と考えることもできます。

 一方、近年、社会資本の長寿命化の観点から橋梁の維持管理が重要な行為となり、橋梁などの損傷状況などを含む情報が蓄積されつつあります。これらを活用すれば、建築構造物に見られるように北海道特有の積雪寒冷地域に適した橋梁の構造形態などを見出すことも可能であると考えます。また、性能照査型設計体系の導入に伴い性能の確保や向上に着目した構造形態のあり方に関しても、検討の余地はあるものと考えられます。

 本委員会では、これらの現状を踏まえ、照査基準で記載されない構造設計の視点で検討を行い、技術伝承の観点から従来の設計思想を「陽」な形で表し、北海道の地域特性に適し、かつ性能に根差した構造形態等に関する研究を行うものであります。

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